2011.07.11 O-GPS1 ― 2011/07/11 22:47
先日紹介したPENTAXのGPSユニットO-GPS1で撮影したのでレポートします。 撮影日は梅雨真っ直中の7/2~3で場所は富士山表五合目(富士宮口)です。この時期低地ではほとんど晴れませんが雨が降っているところでは雲の上へ出られる可能性があります。翌週からこの場所はマイカーでの乗り入れが禁止になるのでその前に遠征しました。着いたときにはほとんど曇りで星はちらほら。一抹の不安を覚えながらも準備に入りました。 本来の赤道儀であれば北極星が見えないと極軸の調整は困難を極めますがO-GPS1を装着したK-5は精密キャリブレーションという儀式をするだけ。更に赤道儀は一度設置すると絶対に動かしてはダメですがO-GPS1では極端に場所が変わらない限り三脚ごと動かしても問題有りません。 |
SAMYANG 14mm f/2.8 IF ED UMC Aspherical | ||
2011.07.03 00:59:37 ISO3200 F2.8 60sec. |
SAMYANG 14mm f/2.8 IF ED UMC Aspherical | ||
2011.07.03 00:46:47 ISO3200 F2.8 60sec. |
SAMYANG 14mm f/2.8 IF ED UMC Aspherical | ||
2011.07.03 02:39:45 ISO3200 F3.5 120sec. |
GPS情報 | ||
ジオタグにGPS情報が付加されるので地図ソフトや地図サービスで撮影場所を表示できます。 内緒にしたいときは要注意です。 |
撮影スタイル | ||
極軸を合わせているわけではないので三脚ごと動かしても問題ありません。 これは非常に画期的なことです。 |
ご覧の通り追尾精度は優秀でお気軽な撮影では威力を発揮してくれそうです。画角や方向によるものの赤道儀なしで数分間追尾できると撮影の幅が広がります。今まで赤道儀が難しく感じていた方に門戸を開く大変良い装置です。
もちろん欠点もあります。追尾とはいえカメラは固定なので撮影していない時間が長いと当然画角から撮影対象が逃げてしまいます。また追尾撮影を連続して行い後から加算平均や多段階露出するような用途には向きません。
それでも天体写真の敷居を一気に下げた画期的な商品ですので皆さんもチャレンジしてみてはいかがですか?